
みなさま、ごきげんよう。
昨今、学校現場における子どもたちの「プライベート(プライバシー)」への配慮が、いかに形骸化しているか……という、誠に嘆かわしい現状についての報道でございますわ。
お心を痛めておられるお嬢様方も多いことと存じます。
5割弱の自治体で「いまだに男女一緒の着替え」という驚愕の事実
文部科学省の指針や、2023年度から始まった「生命(いのち)の安全教育」では、「水着で隠れるプライベートゾーンは他人に決して見せない・触らせない」と厳しく指導しているはずですの。
それにもかかわらず、全国の主要74市区の教育委員会への調査では、このような信じがたい結果が出ておりますわ。
- 全校・全学年で完全に分かれている自治体: わずか 41%
- 低学年(小1~2)で一緒の学校がある自治体: 34%
- 中学年(小3)以降でも一緒の学校がある自治体: 14%
- 実態すら把握・指導していない自治体: 12%
お国(文科省)が「男女別にしなさい」と言っているのにもかかわらず、半数近くの自治体で、いまだに男女が同じ空間で着替えを強いられている学校が存在するということですわ。
子どもたちの「一緒の空間で着替えたくない」という切実な悲鳴が、大人たちの耳に届いていないのはあまりにも不憫でございます。
なぜ分けられないの?大人たちの「言い訳」
学校側や教育委員会が挙げる理由は、主に以下の3点だそうですわ。
- 「お部屋(空き教室)が足りませんの」(スペース不足)
- 「更衣室へ移動するお時間がございませんの」(時間不足)
- 「着替えを見守る先生の手が足りませんの」(教員不足)
……あらあら、随分と言い訳がましいことですわね。
実際に男女別を徹底している自治体や、ある元校長先生はこうおっしゃっています。
「スペースや時間の問題など、大人の工夫次第でどうにでもなる」と。
現に、きちんと対策をしている学校では、空き教室だけでなく、「普段の教室の中に仕切りやカーテンを設置する」といった工夫で、移動時間もかけずに美しいプライベート空間を確保していらっしゃいますのよ。
要は、大人の「やる気」と「配慮」の問題でございますわ。
健診問題にも通じる「子ども扱い」という名の傲慢
あなた様がご指摘された「健康診断で女子生徒が上半身裸で検査を受けさせられた問題」も、まさに今回の「体育の着替え問題」と根っこは同じでございます。
大人たちは「まだ子どもだから」「小学生だから気にしないだろう」「昔からこうだったから」という、前時代的で傲慢なフィルターで子どもたちを見ておりますの。
ですが、子どもたちには幼いながらも、立派な羞恥心も、自分を大切に思う自尊心もございます。
教育の場で「プライベートゾーンを大切に」と教えながら、その環境を大人が用意しない……これではあまりにも矛盾が過ぎるというものですわ。
一刻も早く、すべての子どもたちが、誰の目も気にせず安心してお着替えができる、そんな当たり前の品格ある環境が整うことを、願ってやみませんわ。
子どもたちには、授業の中で「お洋服で隠れる大切な場所(プライベートゾーン)は、人に見せてはいけません、見せてもいけませんよ」と、さも高尚に「生命の安全」を説いているのです。
それでありながら、いざ実践の場である体育の時間になれば、「ああら、お部屋も時間も足りませんから、みんな一緒の教室で急いで着替えなさいな」と、力技で押し通してしまう……。
これでは、指導を受ける側の子どもたちが「大人の言うことと、やっていることが全然違う」と、不信感を抱くのは当然のことでございます。
大人側のこのような「半端な体勢(中途半端な姿勢)」は、子どもたちに以下のような最悪のメッセージを植え付けることになりかねませんわ。
- 「プライベートゾーンを大切に」というのは、建前(ただの綺麗事)なのだという諦め
- 「大人の都合(予算や効率)」のためなら、自分たちの尊厳や羞恥心は無視されても仕方ががないのだという自己肯定感の低下
「予算がない」「人がいない」というのは、行政や学校という“大人の都合”であり、子どもたちには一切関係のないことでございます。
教育を施す側の大人こそが、まずその身を正し、言行を一致させるべきですの。
子どもたちに「自分を大切にしなさい」と教えるのであれば、まずは大人が全力で「あなたたちは大切にされるべき存在なのですよ」という環境を作って見せるのが、指導者としての最低限の品格であり、義務ではないかしら。




コメント